アゴのズレの様々な原因

アゴのズレはどうして起こる?

アゴがズレていない人はいない

アゴがズレる原因には様々なものがありますが、初めにお伝えしたいのは「アゴがズレていない人はほとんどいない」ということです。これは進化の過程で直立二足歩行を始めた人間の「宿命」とも言えます。

アゴ(下アゴ)の重さは約1キロで、これがバランサーとして機能することで全身の姿勢を保っています。しかし、直立二足歩行を始めた結果、移動のたびに前後左右へ揺れることになり、正しい位置に下がっていれば良いのですが、これがズレると全身のバランスも崩れて様々な不定愁訴の原因となります。

地球の自転によるアゴのズレ

本来、アゴは身体の中心軸に位置していなければいけないのですが、こうした正しい位置にアゴがある方はほとんどいません。日本咬合学会の研究によれば、アゴのズレがないのは4歳までで、それ以降の方のアゴはほとんどズレているという報告がなされています。

このように多くの方でアゴのズレが生じる原因として、身体的な構造に加えて、「地球の自転」が影響していると考えられています。こうした不可抗力な影響を受けている点が、アゴのズレを「宿命」とする所以なのです。

ズレの程度には個人差があります

「ほとんどの方のアゴはズレている」と言っても、その程度には個人差があります。例えば、日常的に運動する方やアスリートなどは比較的アゴのズレが少ないとされています。また、普通の方でもしっかり噛んで食事をされる方は、アゴの筋肉が鍛えられているのでズレが起こりにくいとされています。反対に咀嚼力(噛む力)が弱い方などは、筋力がつかずズレが生じやすいと考えられています。

さらにアゴのズレによる症状の現れ方にも個人差があり、多少アゴがズレていても全身が健康な方、ポジティブ思考の方などは症状が現れにくいとされています。ですが、虚弱体質の方、精神的にナイーブな方、また体力低下時などにはアゴのズレの影響を受けやすく症状が現れやすいと考えられています。

かみ合わせの乱れなども原因に

アゴのズレが起こる原因は、地球の自転だけではありません。かみ合わせの乱れ、不適切な補綴治療などが原因でも起こります。また生活習慣も大きく関係していて、普段の姿勢、頬杖をつく、カバンの持ち方、イスの座り方、歯を噛みしめる癖、舌の悪習癖などもアゴのズレの元となります。

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